最大TCP*速度は2,500mm/sと、協働ロボットトップクラス。高速運転時は垂直多関節ロボットさながらの速度で稼働します。軽量でスリムなアームの各軸に、独自開発の高剛性トルクセンサを搭載することで加速度を向上。配管・配線は機内先端まで通すことで高ユーザビリティを実現しました。
*Tool Center Pointの略。エンドエフェクターが対象物に触れる点の中心のこと。
高い安全性を保ちつつ高速稼働し、より生産性を高めることにこだわって開発したCOBOTTA PRO。アームの設計、基本機能の充実に加え、新たな機能「シーン機能」も開発しました。また、安全性を高めるオプション製品をご活用いただくことで、協働運転時の速度を向上させ、生産性を高めます。
直感的に短時間で教示できるダイレクトティーチングの良さを活かすため、基本的な機能はもちろん、使いやすさを追求しCOBOTTA PRO専用の新たなティーチング・プログラミングシステムを開発しました。充実の各種機能を活用することで、従来のダイレクトティーチングでは難しかった微調整まで行うことが可能です。
COBOTTA PROはロボットコントローラ「RC9」をベースとした「CRC9」に対応。RC9と同様に、設備統合制御、および統合開発環境を実現します。また、私たちが提供している3Dビジョンや汎用AIソフトウェアを組み合わせることで、従来よりも高難度だった人手作業の自動化に貢献します。
項目 | 単位 | 仕様 | ||
機種名 | - | COBOTTA PRO 900 | COBOTTA PRO 1300 | |
軸数 | - | 6 | ||
位置検出方式 | - | アプソリュートエンコーダ | ||
駆動モータ | - | 全軸ACサーボモータ | ||
ブレーキ | - | 全軸ブレーキ付き | ||
最大動作領域 (P点:J4、J5、J6軸中心) |
mm | 908 | 1,304 | |
アーム全長(第1アーム+第2アーム) | mm | 900 | 1,300 | |
最大リーチ | mm | 1,066 | 1,463 | |
動作角度 | J1軸 | deg | ±270 | ±270 |
J2軸 | ±150 | ±150 | ||
J3軸 | ±150 | ±150 | ||
J4軸 | ±270 | ±270 | ||
J5軸 | ±150 | ±150 | ||
J6軸 | ±360 | ±360 | ||
最大可搬質量 | kg | 6 | 12 | |
協働状態時最大速度 | タッチセンシングソフトカバーなし | mm/s | 1,800 | |
タッチセンシングソフトカバーあり (オプション) |
2,000 | |||
最大TCP並進速度(非協働状態時) | mm/s | 2,100 | 2,500 | |
位置繰返し精度(ツール取付面中心)*¹ | mm | X,Y,Z各方向:±0.03 | X,Y,Z各方向:±0.04 | |
最大許容モーメント | 第4軸まわり | Nm | 20 | 38.5 |
第5軸まわり | 14.6 | 28 | ||
第6軸まわり | 6.5 | 12 | ||
最大許容慣性モーメント (イナーシャ) |
第4軸まわり | kgm² | 0.8 | 1.45 |
第5軸まわり | 0.45 | 0.9 | ||
第6軸まわり | 0.1 | 0.35 | ||
コネクタパネル | - | ベースの背面(底面はオプション) | ||
ツール用装備 | - | 信号線:2芯(エア配管タイプ) 8芯(直通配線タイプ)*² Ethernetケーブル:1本(8芯)*³ アナログ入力:2系統 / RS-485:1系統 ハンド入力:5芯 , ハンド出力:5芯 照明:1系統 電源+(OFF/12V/24V切替え), 電源-(0V) |
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ユーザ用エア配管 | - | Φ4×2(エア配管タイプ選択時) | ||
エア源 | 常用圧力 | Mpa | 0~0.39 | |
許容最大圧力 | 0.49 | |||
保護等級 | - | IP54(防塵防滴タイブ) | ||
クリーン度(ISO14644-1) | - | クラス5(クリーンタイプ) | ||
設置環境条件(運転時) | タッチセンシングソフトカバーなし | - | 周囲温度:0~50℃ | |
タッチセンシングソフトカバーあり (オプション) |
周囲温度:5~45℃ | |||
相対湿度:20~90%(結露不可) 振動:4.9m/s²(0.5G)以下 |
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騒音(等価騒音レベル[A特性]) | dB | 65以下 | ||
汚損度(IEC 60664-1) | - | 3 | ||
本体質量 | kg | 約29 | 約41 | |
適合規格 | - | ISO 10218-1:2011 ISO 13849-1:2015 ISO/TS 15066:2016 IEC 60204-1:2016/A1:2021 EN 61000-6-2:2005 EN 61000-6-4:2007/A1:2011 EN 61000-6-7:2015 |
コネクタパネル 底面仕様 | 本体に接続する各ケーブル(本体間ケーブル等)の取付方向を底面からに変更できます。 |
ブレーキ解除ユニット ※緊急時および異常時に直ぐ使用できるように、適切な数のプレーキ解除ユニットを配置してください。IS010218-1およびIS010218-2ヘの適合に必要です。 |
各軸のブレーキを解除するスイッチです。 |
外付けバッテリユニット ※タッチセンシングソフトカバー フルセット装着時は必須です。 |
エンコーダバックアップ電池をロボット外部に設置できます。 電池の交換が容易になり、メンテナンス性が向上します |