[ FIXED CAPACITY ]

定容システム

定容の複雑な動きを精確に再現

複数種類の液体の分注、画像認識による精確な定容、液体の混和など、液体の定容に関する一連の作業を自動化するシステムです。バラつきが生じやすい作業を自動化することで、一貫性のある実験データを収集できます。

定容システムの図

動作の流れ

  1. 01
    01 容器取り出し・開栓

    容器取り出し・開栓

    トレイには供給用と排出用それぞれ最大10個の容器を置くことができ、最大10種類のサンプルを調合可能です。

  2. 02
    02 サンプル容器取り出し・開栓

    サンプル容器取り出し・開栓

    容器のQRコードをスキャンし、トレーサビリティ情報を取得します。キャップの開栓は必要な時のみ行うことで、サンプルの揮発やコンタミネーションを防ぎます。

  3. 03
    03 ピペット取り出し・チップ取り付け

    ピペット取り出し・チップ取り付け

    チップの取り付けから廃棄まですべて自動で行います。各種確認センサを使用し、確実な作業を行います。

  4. 04
    04 サンプル吸引・吐出

    サンプル吸引・吐出

    液面を検知し、高精度に吸引可能です。5µlから精確な分注を実現します。

  5. 05
    05 ノズル取り出し・定容

    ノズル取り出し・定容

    COBOTTAが送液ポンプの起動・停止・吐出量変更を制御。高機能カメラにより標線とメニスカス線を認識することで、高精度な定容を実現します。

  6. 06
    06 メスフラスコを閉栓・転倒混和

    メスフラスコを閉栓・転倒混和

    COBOTTAが栓を閉めた後、繰り返し上下に反転させ、サンプルを混ぜ合わせます。回数や軌道がバラつきがちな転倒混和も、COBOTTAなら再現性をもって実現できます。

システム仕様

分注容量 5~200 μl、40~1,000 μl、100~5,000 μl
分注精度 200 μl ±1 %、1,000 μl ±0.45 %、5,000 μl ±0.5 %
正確度 200 μl ±0.3 %、1,000 μl ±0.15 %、5,000 μl ±0.15 %
本体寸法 約 W 1,000 mm × D 650 mm × H 550 mm
重量 約 50 kg
電源 単相 AC100 V 15 A

選択可能容器

  • PPボトル

    PPボトル

    50 ml, 100 ml

  • メスフラスコ

    メスフラスコ

    25 ml, 50 ml, 100 ml

  • スクリュー管瓶

    スクリュー管瓶

    50 ml, 100 ml

  • ビーカー

    ビーカー

    50 ml, 100 ml

システム使用パーツ

  • 電動ピペット

    電動ピペット

    ザルトリウス社製 
    組込ピペットrLine

仕様
容量
バリエーション
5~200 μl、40~1,000 μl、100~5,000 μl
  • 送液ポンプ

    送液ポンプ

    タクミナ社製 Qシリーズ

仕様
吐出量 0.1~100 ml/min
再現性 ±1 %
移送液粘度 200 mPa/s以下
保護等級 IP65

仕様は変更する可能性がございます。

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