製造・物流用途向けロボット汎用3D画像認識システム 「Mech-Eyeシリーズ」を6月1日から受注開始  ~CADデータなしで対象物を認識、ピッキングやデパレタイジングの効率化に貢献~

2021.05.25

 株式会社デンソーウェーブ(本社:愛知県知多郡阿久比町、代表取締役社長:相良 隆義)は、このたび、認識対象物のCADデータなしでターゲットを認識する3Dビジョンシステム「Mech-Eyeシリーズ」を6月1日(火)から受注開始します。この「Mech-Eyeシリーズ」は、産業用ロボット向けソフトウェア・ハードウェア製品の研究開発を行うMech Mind社(本社・中華人民共和国 北京市、CEO:邵天蘭)によるMech-Eye産業用3D知能カメラにデンソーウェーブが独自に開発した専用GUIを搭載したものです。価格はオープン価格で、工場内のランダムピッキング作業の画像認識や物流工程でのデパレタイジング作業などでの導入を想定しています。

 工場内の自動化が進む中で画像認識活用が重要性を増しており、箱に入れられた部品をロボットで取り出すピッキング作業などでは、部品の向きや表裏を区別できる高精度な3D画像認識が求められるようになりました。また、荷物を搬出していくデパレタイジング作業では多様な品種を認識することが必要です。
 こうした中、デンソーウェーブはMech Mind社が開発したMech-Eye産業用知能カメラに独自開発のGUIを搭載し、高精度な画像認識を簡単に設定・操作できる商品の受注を開始します。

 「Mech-Eyeシステム」に搭載された知能カメラと独自開発のGUIを融合させたことにより、CADデータなしで安定した高精度な物体認識が可能です。また、ディープラーニング技術によって、通い箱(部品などを搬送するための箱)やダンボール、麻袋など、不定形な物体をマスタデータなしで認識することができます。

 なお、カメラは5種類のラインナップを備えており、導入したいロボット設備に合った最適なカメラを選択可能です。
 また、導入前には、お客様の工程にあわせたロボット検証テストに対応します。導入後には、基礎知識から実際の操作方法まで習得できるデンソーロボットスクール(※1)の開講やコールセンターによる技術支援など、サポート体制も充実しています。

 デンソーウェーブはこれからもより多くの方が簡単に扱えるロボットシステムの提供を目指し、産業用ロボットの活用に貢献してまいります。

▼ Mech-Eyeシリーズ 製品情報はこちらから
 https://www.denso-wave.com/ja/robot/product/option/mecheye.html

 

参考資料

●Mech-Mind社 会社概要
会社名 Mech-Mind Robotics Co., Ltd.
設立 2016年 10月
資本金 335.1937万人民元(日本円 約56,000千円)
従業員数 334人
拠点 北京(本社・研究開発・工場) / 上海 / 深圳 / 青島 / 長沙 / ドイツ(ミュンヘン)
事業内容 3Dビジョン分野のソフトウェア・ハードウェア製品の研究開発、生産および販売
WEBサイト https://jp.mech-mind.net
●「Mech-Eyeシリーズ」ラインナップ
  Nano Pro S Enhanced Pro M Enhanced
 
推奨動作距離範囲 300-600mm 500-1000mm 800-2000mm
推奨視野範囲 200×130@0.3m~420×250@0.6m 350×220@0.5m~690×430@1.0m 500×350@0.8m~1360×860@2.0m
画素数 130万画素/カラー 230万画素/カラー
外観寸法 122×57×86mm 270×72×130mm 387×72×130mm
保護等級 IP65
  Laser L Deep
 
推奨動作距離範囲 1500-3000mm 1200-3500mm
推奨視野範囲 1280×1210@1.5m~3000×2400@3.0m 1000×1170@1.2m~2910×3360@3.5m
画素数 300万画素/モノクロ 300万画素/カラー
外観寸法 459×89×121mm 481×98×145mm
保護等級 IP65

*1 2021年度オンデマンドスクールとして開催予定。
*2 RC9の場合はスマートTPに、RC8の場合はPCモニタに表示可能。

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