株式会社デンソーウェーブ(本社:愛知県知多郡阿久比町、代表取締役社長:中川 弘靖)は、このたび、株式会社バンダイナムコエンターテインメント(本社:東京都港区、代表取締役社長:大下 聡)と共同で、人協働ロボット「COBOTTA(コボッタ)」の操作がより簡単に、そして楽しくなる、COBOTTA専用のユーザーインターフェース「Cobotta World(コボッタワールド)」を開発し、11月29日から受注を開始するCOBOTTAに搭載します。
Cobotta Worldは、デンソーウェーブとバンダイナムコエンターテインメントの共同ワークショップで生まれたアイデアをベースに、ガイド役のキャラクター「Cobitto(コビット)」の指示にあわせ、直感的な操作をするだけで、簡単に早くロボットに仕事を覚えさせることができるユーザーインターフェースです。
これまでロボットのプログラミングには専門の知識が必要でしたが、人協働ロボットCOBOTTAは誰でも簡単に扱えるロボットを目指しており、将来の想定ユーザー層としてオフィスで働くビジネスパーソンも対象にしています。そのため、直感的な操作ですぐにCOBOTTAの操作ができるようになるインターフェースの搭載と、楽しく親しみやすいデザインの採用が不可欠だと考え、開発にゲームのノウハウを取り入れました。
Cobotta Worldではいくつかの代表的な仕事をあらかじめ用意しておくことでユーザーはそのパラメーターや設定を変更するだけでCOBOTTAに仕事をさせることができます。この一連の仕事は「動く」、「探す」、「掴む」など基本的なアイテムを並べることで実現していることに加え、これらアイテムを自由に追加、編集することで、新たな仕事を作成することができます。
さらに、従来であればこれらアイテムはメーカーが提供するだけでしたが、Cobotta Worldではユーザーにアイテムの作成方法を公開します。ユーザー自身で全く新しいアイテムを作成し、それをユーザー間で共有することで、メーカーからの提供に加え、ユーザー同士で新たなプログラミングを取得することが可能になります。
両社は今後も継続して開発を続け、チュートリアル機能の追加搭載など、さらに幅広いユーザーが抵抗なくロボットの操作に取り組めるような機能を充実していきます。
なお、COBOTTAとCobotta Worldは、11月29日(水)より東京ビッグサイトで開催される国際ロボット展に出展され、実際に操作をご体感いただけます。