株式会社デンソーウェーブ (本社:愛知県知多郡阿久比町、代表取締役会長:杉戸克彦)は、東京都交通局と共同開発した新型QRコード(1)(tQRTM)を用いたホームドア開閉制御システムが、都営地下鉄において初めて(2)浅草線で採用されたことをお知らせします。このシステムは2017年11月24日より大門駅で約1か月間実施されたホームドアとの連動検証を経て実用化しています。東京都交通局によると、2019年6月8日終車後より、新橋駅2番線ホームからこのシステムと連動するホームドアが順次設置され、2019年10月頃から新橋駅での運用開始が見込まれています。
【設置される制御システムの概要(イメージ図)】
国土交通省の発表(3)によると、ホーム転落事故防止を目的に、2020年までに全国で800か所の駅へのホームドア設置を目標に整備が進んでいます。本システムは1編成ごとに搭載される通信制御機器の代わりにQRコードと駅ホームのスキャナーを用いるため、安価かつ車両の改修工期が短いのが特長です。設置されるシステムの特長は以下のとおりです。
本システムは今後、東京都交通局によって東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会までに都営地下鉄浅草線の新橋駅・大門駅・三田駅・泉岳寺駅への設置が予定されており、2023年までに浅草線全駅への設置を目標にされています。