株式会社デンソーウェーブ(本社:愛知県知多郡阿久比町、代表取締役社長:中川弘靖)は、このたび、デンソーウェーブ製ハンディーターミナル(BHT)用の端末管理システム「BHT DMS(Device Management System) -Standard」を11月14日から発売します。
「BHT DMS」は、IT管理者が当社製ハンディーターミナルBHTシリーズ※2の端末稼働状態の確認やアプリケーションの更新など、運用をリモートでサポートできる端末管理システムです。 すでに、2017年9月に「BHT DMS-Lite」の発売を行っており、より高度な管理を行いたいお客様向けに「BHT DMS-Standard」を発売します。
「BHT DMS-Standard」に搭載する新機能としては、紛失時などに、端末へのアクセスを制限する機能(パスワードロック)や、端末の情報を遠隔で消去する機能(リモートワイプ)をIT管理者が任意に行える※1セキュリティー機能をデンソーウェーブとして初めて付与しました。さらに、店舗毎にBHTをグループ化して管理することができるようになるなど、「BHT DMS-Lite」と比べ、より高度な管理ができるようになります。
また、アプリケーションの配布やインストールをスケジュール予約をして実行する機能も、「BHT DMS-Lite」同様に搭載しています。
近年、AndroidTM OSを搭載したスマートデバイスを発売するなど、従来からのハンディーターミナル専用機能に加え、電話やメールの他、様々なアプリを活用した業務シーンが広がりを見せています。こういった背景の中、ハンディーターミナルで取り扱う情報も高度化され、より高いセキュリティー運用ができるシステムが求められてきました。このニーズに応え、さらにIT管理者が容易に管理ができるシステムとして、端末管理システム「BHT DMS-Standard」を開発しました。
「BHT DMS-Standard」は、BHT-1600、BHT-1400、BHT-1300、BHT-1200の4シリーズ※2のBHTに対応しています。今後発売を予定しているBHT-1700, BHT-1800にも対応する予定です。
機能概要 | 説明 | BHT DMS | |
---|---|---|---|
Lite | Standard | ||
端末情報取得 | 装置番号、IPアドレス、バッテリー残量などの設定や状態を表示 | ○ | ○ |
接続状況取得 | 端末の無線LAN接続状態をアイコン表示 | ○ | ○ |
端末設定更新 | Wi-Fi設定などの端末設定情報を変更 | ○ | ○ |
キッティング | 管理ツールへ接続するための簡単設定(CSV一括登録可) | ○ | ○ |
アプリ・OS Ver管理 | アプリケーションやOSの配信と更新 | ○ | ○ |
グループ管理 | 店舗ごとの個別設定(セキュリティー設定、アプリ配信など) | - | ○ |
コミュニケーション | メッセージの送受信 | - | ○ |
リモート操作 | 3rdパーティーのRDP※3アプリに連携し実施 | ○ | ○ |
セキュリティ管理※1 | パスワードロック | - | ○ |
端末のデータ消去 | - | ○ | |
アラート | バッテリー残量、メモリー使用量の警告 | - | ○ |
業務アプリ連携 | 業務アプリから受け取った情報を一覧表示 | ○ | ○ |