デンソーウェーブとメディオトロジー、在宅患者様に向け IoTを活用した、薬の飲み忘れ防止サービスを開発

2021.11.29
 株式会社デンソーウェーブ(本社:愛知県知多郡阿久比町、代表取締役社長:相良隆義、以下、デンソーウェーブ)は、株式会社MEDIOTOLOGY(本社:東京都港区、代表取締役社長:木村雄弘、以下、メディオトロジー)と、在宅患者様に向け、IoTを活用した薬の飲み忘れ防止をサポートするサービスを開発しました。


■薬の飲み忘れ防止サービスの開発背景

 高齢化社会の加速に伴う課題の一つが在宅医療の充実です。薬に関連する社会的問題として、飲み忘れによる健康被害や残薬による医療保険財政の圧迫が挙げられます。一方、薬局には、ICTを活用した服薬情報の一元的・継続的把握とそれに基づく薬学的管理・指導や在宅対応、医療機関等との連携が求められています。これらの課題に対し、デンソーウェーブとメディオトロジーは、IoTを活用することで、飲み忘れの防止と残薬問題の解消に貢献するサービスを開発しました。


■薬の飲み忘れ防止サービスの概要

 本サービスのシステムは、RFID(Radio Frequency IDentification、アールエフアイディー)と呼ばれる、RF タグのデータを非接触かつ一括で読み取りできる技術を活用しています。通信機能が付いた専用の「RFID 薬箱」を患者様の自宅に設置し、「RFID 薬箱」がRF タグを取り付けた薬包の取り出しを検知します。患者様が「RFID 薬箱」から薬を取り出したことを自動的に記録でき、さらにサーバーを通して薬の取り出し情報をリアルタイムで共有することができます。

■薬の飲み忘れ防止サービスの特長
患者様

 ・スマートフォンのアプリで、「RFID薬箱」内の薬包の数や種類の状況確認が可能に。

⇒飲み忘れの防止。

⇒薬の残数把握に貢献。
患者様
ご家族
・患者様による薬の取り出し情報をリアルタイムに把握することが可能に。

⇒ご家族による、患者様の薬の管理の手間を低減。

⇒離れて暮らしていても安心が得られる。

薬局

⇒IoTを活用したリアルタイムな薬の取り出し情報の把握と、それに基づいた適切な服薬指導が可能に。

⇒薬局から家庭での薬の取り出し情報を確認できるため、効率的な在宅対応を実現。

⇒書類作成の自動化や医療機関との連携強化への貢献に期待。

■今後の取り組み  
 本サービスは、2021年12月より実証実験を開始し、2022年3月からサービスを提供いたします。


<参考資料>

■株式会社MEDIOTOLOGY(メディオトロジー) 会社概要
会社名    株式会社MEDIOTOLOGY
代表者名    木村雄弘
所在地    東京都港区六本木六丁目2番31号 
WEB    https://mediotology.com

■ハードウェア仕様(詳細)
・容量:一包化された薬60包(1日4回分の薬を2週間)の収納が可能
・サイズ:幅335×奥行172×高さ145㎜
・重量:約2,500g

■サービスの流れ【動画はこちら】
https://www.youtube.com/watch?v=1qnPuJGQQq4

◇製品に関するお問合せ先
株式会社デンソーウェーブ カスタマーデスク
Tel:0120-585-271 FAX:03-6367-9729
https://www.denso-wave.com/ja/adcd/contact/inquiry/

お問合せ

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