株式会社デンソーウェーブ(本社:愛知県知多郡阿久比町、代表取締役社長:相良 隆義)が開発したQRコード®(1)が、公益財団法人日本デザイン振興会が主催するグッドデザイン賞において、2021年度グッドデザイン・ロングライフデザイン賞を受賞しました。QRコードは株式会社デンソー(当時は日本電装株式会社)が開発、特許を取得した二次元コードで、2001年よりデンソーウェーブが同コードおよび関連事業を展開しています。そのため、受賞はデンソーとの共同受賞となっています。
■グッドデザイン・ロングライフデザイン賞とは
公益財団法人日本デザイン振興会が主催する、これから生まれるデザインの手本となりうる、時代を超えてスタンダードであり続ける商品・建築・コンテンツ・サービスなどを表彰する制度です。単に「長く残っている」ことを讃えるのではなく、暮らしの中で人々に愛され、これからも変わらずに存在し続けてほしいデザインと、そのデザインを生み出した人々を顕彰することが目的とされています。広く社会的な支持、もしくは特定の社会領域における定評・信頼を得ている商品、建築施設、コンテンツ、サービスなどで、応募時点で10年以上継続的に提供され、またそれ以降も継続して提供されることを想定できるものが選考対象とされています。
■「ロングライフデザイン賞審査委員会」による評価コメント
ロングライフデザイン賞審査委員会による評価コメントは以下の通りです。
「工業生産を主目的として開発されたQRコードが、今ではスマホ決済をはじめとする生活のあらゆる場面に使われている。技術デザインとしてもちろん評価できるが、この技術自体をいち早くオープン化した決断が、結果としてその後の世界を変えた言っても言い過ぎではないだろう。すでに四半世紀以上にわたって利用されているこの技術は、デジタル化がさらに加速するこれからも、多くの生活シーンをより良く変えることであろう。今後も様々な業界や人の媒介による進化を担うロングライフデザインとして期待している。」