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現在のソフトウェアは機器・ネットワーク・プロトコルに依存している環境で、信頼性や保守性に乏しく汎用性がありません。そこでロボット工業会がロボットメーカを集結し、ネットワークに接続されたFA機器を統一的に制御できる標準インタフェースを提案しました。ORiN導入により、PCの高い能力と豊富なソフトや周辺機器をFA機器に活用でき、設備監視・制御ソフトウェアの再利用性を飛躍的に向上させることができます。
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ORiNによってPCから簡単に様々なFA機器に接続・アクセスできるようになり、PCからの機器制御が容易に行えます。
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デンソー西尾製作所エアコン組立てラインの稼動監視システムに利用しています。現在では500台以上のFA機器が接続され、様々なORiNアプリケーションが24H無停止で稼動しています。
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稼動管理システムは社内用として開発していますが、汎用品としての販売はしておりません。
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当社の関連企業または、協力企業で開発可能か検討させていただきます。
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物理的には「通信経路(Ethernet、RS232C)」、論理的には「アクセス手段(通信仕様)」をインターフェースとしています。
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PC汎用言語が使用可能です。サンプルとして、Visual Basic,Visual C++, Delphi, Java, VBA, LabVIEWなどで書かれたプログラムが、ORiN2 SDKの中に含まれています。
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評価版をインストールすると所定の場所に格納されます。アプリケーションサンプルの多くはVisual Basicで、プロバイダサンプルはC++で書かれています。
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Excelのマクロ以上、又はVisualBasic,VisualC++等のプログラミング知識が必要です。より高度なアプリケーションを開発する場合は、それに伴った知識が必要ですので専門ソフト会社に依頼するケースも考えられます。
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アプリケーション作成は対応しています。しかし、プロバイダ作成はVCのみの対応となります。
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プロバイダは、ORiN2 SDKとして標準提供されているものや、協議会メンバーによって提供されているものなどがあります。ORiN2 SDK プロバイダ開発用で提供される「プロバイダウィザード」を使えば、オリジナルプロバイダの開発ができます。
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現在はデンソーウェーブが作成しています。将来は各デバイスメーカが作成してくれることを望んでいます。
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2015年4月現在、デンソーロボット用も含め113種類のプロバイダがあります。
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バイナリプログラムは、プロバイダのDLL(ダイナミック・リンク・ライブラリ)ファイルを示します。 ※プロバイダとして、すぐ使える状態です。
ソースプログラムは、プロバイダのプログラムファイル(C++)を示します。※プロバイダの修正&拡張が自分自身で行えます。 -
「プロバイダウイザード」で雛形を作成し、マニュアルに従って実装します。ダイナミックバインディングに対応していますので、専用APIを設計するような感覚でプログラミングできます。
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作成期間は、一般的にテスト込みで3~7日です。但し、プログラミング技術があってもデバイス知識がないと工数が増大する可能性があります。
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使用するPCに組み込み(保存)ます。
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レジストリに登録する形式です。
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はい。できます。
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ORiN1は監視系のみの仕様です。ORiN2はORiN1の仕様を更に整理し、制御系(MOVE)も加えた仕様です。
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OPCはSCADAアプリケーション向けに開発された仕様です。ORiNはデバイスの抽象化に主眼を置いており、そのアプリの一つとしてSCADAアプリにも使えます。詳細はORiN協議会のホームページにある「OPCとの技術比較」資料を参照ください。
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いろいろな違いがあり一言で説明できませんが、「MS Robotics Studio」は疎結合な分散システム向けの汎用的なミドルウェアで、ORiNのようにデバイスをモデル化するような規格ではありません。
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