~デジタル活用の現実を見据えた地域活性化に貢献~
デンソーウェーブは、「豊田市中心市街地まちなか宣伝会議」が2024年11月21日から2025年1月15日の期間に実施する「フォーラムエイト・ラリージャパン2024開催記念 とよたまちなかプレミアム付商品券」事業において、QRコードを活用した商品券管理システム(Q-pipit;キューピピット)を提供します。
プレミアム付商品券事業は地域経済活性化策の一つとして多くの自治体で実施されていますが、その運用方法は、地域のデジタル浸透状況に応じてデジタル方式か紙方式のどちらかで実施される傾向にあります。
デジタル方式はデジタルに慣れた店舗・利用者中心の参加となり、紙方式は参加店舗や事務局の換金手続きや利用状況の分析に一定の工数を要します。
こうした将来的なデジタル化進展の過程における課題に対して、事業の目的である、店舗は利用者が増加する、利用者はお得にほしい物品・サービスを購入できる、そして地域全体で人・モノがより行き交うという地域活性化を多くの地域で実現することを達成するために、当社は、1970年代から蓄積した自動認識技術と当社が開発したQRコードを活用した人・モノ・情報をつなげる豊富な知見、2020年のGo Toトラベル以降に紙クーポン運用システムを提供してきた実績を生かし、「紙とデジタル両方の商品券を同一プラットフォーム上で、同時かつ効率的に管理・運用することを可能にするシステム」を開発し、今回、初めて提供します。
本システムでは、利用者が紙とデジタルのうち使いやすい方を選択します。今年度の商品券発行セット数に対し、紙商品券、デジタル商品券ともに3倍を超える応募があり、紙商品券とデジタル商品券のハイブリッド式で運用したことで、利用者の利便性の向上と選択肢が広がったことが、この結果につながったと受け止めています。
紙商品券の課題であった店舗・事務局の換金手続き業務は、店舗が紙商品券のQRコードをスマホアプリで読み取れば事務局へデータとして送信され、デジタル商品券のデータも含め同一ポータルサイト上で管理、事務局・店舗双方の事務業務削減と事業終了後のデータ分析が容易になります。
また、デジタル商品券利用者用スマホアプリでは、豊田市の魅力的な店舗を写真で紹介するオリジナルサイトにリンクします。訪れたユーザーの興味関心を把握し、効果分析や情報更新を行うことができ、集客につながるイベント運営、店舗運営のサポートを行うことができます。
本事業では、参加店舗が多く集まる豊田市中心地近くで行われるラリージャパンの開催日から利用開始され、また市内在住か否かを問わず商品券の購入が可能なため、商品券利用期間に全国各地より多様な方々が集まることが予想されます。そうした中で、本システムにより地域活性化への貢献が期待されます。
デンソーウェーブは、社会の効率とそこに暮らす皆様の利便が両立できる生活の実現に向け、今後も持てる技術・知見を活用したサービス・製品を提供していきます。
<参考>
■豊田市中心市街地まちなか宣伝会議 概要
名称 : 豊田市中心市街地まちなか宣伝会議
所在地 : 豊田市西町1-200豊田参合館1F(事務局:一般社団法人TCCM)
構成メンバー: 30団体(2024年7月1日現在)
事業目的 : 豊田市中心市街地において事業を展開する商業施設・商店街・集客施設・行政関係者が、毎月1回意見交換・情報交換をするための任意の会議体として2003年8月設立。各企業・団体の販促・宣伝担当を構成メンバーとし、官民一体となった共同事業を展開。
URL :
https://www.toyota-machinaka.com/about/
■フォーラムエイト・ラリージャパン2024開催記念 とよたまちなかプレミアム付商品券 概要
商品券種別 : 紙商品券・デジタル商品券
発行総額 : 3,250万円(紙:1,950万円、デジタル:1,300万円)
発行数 : 5,000セット(紙:3,000セット、デジタル:2,000セット)
発行内容 : 1セット6,500円分を5,000円で発行
購入期間 : 2024年10月17日~10月31日
利用期間 : 2024年11月21日~2025年1月15日
販売対象 : どなたでも購入可能
URL :
https://www.toyota-machinaka.com/premium/