デンソーウェーブとベータ・ジャパン、赤外線レーザーセンサー技術を活用し 小売店舗の人流データを基にしたマーケティング実証実験を開始

2021.11.15

株式会社デンソーウェーブ(本社:愛知県知多郡阿久比町、代表取締役社長:相良隆義、以下デンソーウェーブ)は東京都内に2店舗の体験型ストアを展開するベータ・ジャパン合同会社(本社:東京都千代田区、代表:北川卓司、以下b8ta)が2021年11月15日にオープンする「b8ta Tokyo - Shibuya」(東京都渋谷区)において、b8taと共同で、デンソーウェーブの人流データ計測技術を用いた店頭マーケティングの実証実験を開始します。
このシステムは、カメラ画像を用いず広い範囲の人流を計測できることが特長で、公共性の高い場所であってもプライバシーを侵害することなくマーケティングデータの収集に貢献します。調査は11月15日から一年間実施される予定です。
 

デンソーグループは赤外線レーザーセンサー周囲の空間から人の動きを抽出し、移動方向、速度など人流をデータ化するシステムを開発しています。デンソーウェーブとb8taは、2021年6月に「b8ta Tokyo – Shinjuku Marui」(東京都新宿区・新宿マルイ内)において、店舗内の人の動きに加え、店舗外の人流データの活用に向けた実証実験を行いました。この実証実験では、開店時から閉店時まで時間ごとの店舗周辺通路の通過人数の変化や、通路毎の移動速度や移動方向の可視化が可能であることを確認できました。
今回、「b8ta Tokyo - Shibuya」では前回の実証実験の結果をもとに、b8ta店舗における人流計測システムとしての本格活用に向けた実証実験として、店舗外の人の流れも含めて継続的に測定することで、時間帯に応じた来店者の傾向変化など幅広いデータを測定する試みです。実証実験を通じて、店舗内外における人流データの有用性を確認し、幅広いデータ活用シーンを生み出してくことで店舗マーケティングの高度化に貢献していきます。
 

デンソーウェーブは、1990年代に株式会社デンソー向けの入退場門セキュリティーシステムを開発して以降、ICや赤外線レーザーセンサーといった技術を用いたセキュリティー分野での課題解決提案を社会に提案してきました。
人流データ計測技術は、商業施設・テーマパーク等の混雑状況の見える化や、外周警備といったセキュリティー用途に向けた技術としても開発を進めています。また2020年より発生している新型コロナウイルス等の感染拡大防止対策として、人流密度を検知する技術としての活用も見込んでいます。

 

今後もデンソーウェーブは、様々な業種のユーザーとの実証実験を通し、人流データ活用ソリューションの開発を進めてまいります。

参考資料

「b8ta Tokyo – Shibuya」について

開業予定日:2021年11月15日(月)
店舗面積  :  73.48坪 (共有部含む)
営業時間  :   11:00-19:30
定休日  :  不定休
所在地  :  〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1丁目14番11号 小林ビル1階

■ベータ・ジャパン合同会社について

b8taは2015年に体験型ストアを米サンフランシスコ近郊のパロアルトでオープンしました。Retail as a Serviceのパイオニアとして約5年間新しいソリューションを先導しています。ミッションとして「リテールを通じて人々に“新たな発見”をもたらす(Retail Designed for Discovery.)」を掲げています。実店舗への商品の出品を、オンライン広告を掲載するのと同じくらい手軽なものにし、消費者に世界中のイノベーティブな製品を発見、体験、購入できる場を提供します。
WEBサイト:https://b8ta.jp/

 

■今回の実証実験について

  • 実施期間 : 2021年11月15日(月) ~ 2022年11月14日(月)まで 合計365日間
  • 実施場所 : b8ta Tokyo – Shibuya
  • 実施内容 : 店舗周辺の人流計測、および人流データの店頭マーケティングへの有用性の検証

お問合せ

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