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株式会社デンソーウェーブ

1994年、愛知県・刈谷市。
ある企業のちいさな部屋で、
一つの二次元コードが生まれました。

QRコード®。
数センチ角の面積に
大容量の情報を収められるそのコードに、
開発技術者たちは、
無限の可能性を
感じていました。

その後、
数多くの規格で標準化を進め、
日本中、
そして世界中で
利用される存在に。

2024年、QRコード®発表から30年。
デンソーウェーブは、
まだまだこのコードの
新たな可能性を信じています。

社会のあらゆる場所へ、
もっと驚きと便利さを。

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QRコード®これまで

1980年代までに、
製造業界、物流業界、小売業界をはじめとして
幅広く使われてきたバーコード。
90年代に入ると、
インターネットの普及による
グローバルな情報化社会の到来の中、
バーコードで扱える情報量の限界が課題となり、
情報格納量に優れる
二次元コードの開発が始まった。

デンソーウェーブ(当時は日本電装の1部門)は
将来を見据え、読み取り機を中心とする
自動認識事業の知見を活かし、
自らより多くの情報を持ちながら
コンパクト、高速で
読み取れるコードの開発に着手した。

1980

QRコード®誕生後の最初のミッションは、自動車部品の生産管理でした。小型化しつづける製品に省スペースに印字ができ、油などで一部が汚れても読み取れるコードとして開発されました。

1994

一般商材に初めてQRコード®が活用されたのは、コンタクトレンズのパッケージ。商品管理の用途のため、小さなパッケージに印字しやすいことが採用の理由でした。

2002

2002年、QRコード®の読み取り機能を搭載した携帯電話が発売されました。
読み取るだけで簡単にケータイサイトにアクセスしたり、クーポンの取得ができる便利さから、QRコード®は急速に世間に浸透していきました。

H I S T O R Y

QRコード®標準化の歴史

1997 国際自動認識工業会
(AIM International)
1998 日本電子工業振興協会(JEIDA)
1999 日本工業規格(JIS)
2000 ISO/IEC18004
2000 中国標準規格
2002 韓国標準規格
2003 ベトナム標準規格
2008 シンガポール標準規格
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QRコード®いま

2010年代に始まった
スマートフォンの普及とともに、
QRコード®は爆発的に活用用途が拡大した。

キャッシュレス決済、
モバイルチケット、
車検証など、
QRコード®を使わない日はないほど、
私たちの生活に定着。

一方でデンソーウェーブは、
革新的なパートナーたちとともに、
QRコード®の可能性を広げ続けている。

株式会社DMC天童温泉 様
三交バス株式会社 様との取り組み

巡回バスのより効果的な運用を目的とし、お客様情報が紐づいたQRコード®を活用。バスの利用データを収集することで、地域課題を解決。

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東京都交通局 様との共同開発

列車のドアにQRコード®を貼り付けることで、ホームドアの開閉を制御するシステムを開発。QRコード発明企業として、雨粒や外光の反射に対応する専用のQRコード®を開発することで貢献。
導入コストが大きな課題となっているホームドアですが、大規模な改修が必要なく、設置の拡大が期待されています。

ジョルダン株式会社 様との取り組み

西新宿エリアの活性化を目的とし、ギフト券等が当たるQRくじを発行。
サーバを活用したQRコード®発行のノウハウを活用して、流入元・エリア回遊等のデータを収集し、効果的な施策に貢献。

QRコード®これから

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これほどまでに活用が広がったQRコード®。
だからこそ、
もっと社会のためにできることがある。
私たちはそう考えます。

より豊かな明日の日常を思い描き、
新たな技術を磨く。
デンソーウェーブの挑戦はつづきます。

Vision

─ 情報ともっとつながる未来を、QRコード®から ─

Vision01
情報アクセシビリティ

QRコード®を媒体としてさまざまな情報への素早いアクセス、連携を支援します。
「情報を探すノウハウ」を最小限に抑えることで情報格差をなくしたり、
さまざまな「人」「モノ」「情報」をつなげることにより、
サスティナブルな社会づくりに貢献します。

一人ひとりに
最適な情報を

一人ひとりのニーズにあわせて、提供する情報をフレキシブルに変化させられないだろうか。他言語やひらがな・漢字などの表記はもちろん、嗜好にあったおすすめ情報などをパーソナライズ。

駅などのインフォメーションで、平常時は観光情報、災害時は避難情報の提供などに活用できます。

サスティナブルな
サプライチェーンのために

EC(電子商取引)の発展・グローバル化により、私たちを取り巻く流通。フェアトレードを実現し、持続可能なサプライチェーンを創造できないだろうか。

私たちが使う商品がどこで作られ、どのように流通してきたかをQRコード®で記録することで、公平・持続可能な市場創造に貢献します。

伝えたい人だけに
伝えたい情報を

大切なデータ、安全かつスピーディに伝達できないだろうか。

ひとつのコードに「公開データ」と「非公開データ」を持つQRコード®を使用することで、例えばプレゼントなどに、「贈った人だけが読める」メッセージなどを添付することが可能です。

Vision02
安全・安心

QRコード®を使って、
個人情報などのセンシティブなデータも「安全に、扱いやすく」。
日々の生活における暮らしやすさから、消費における安心の提供まで、幅広い貢献を見据えています。

支払いから
家の鍵まで

鍵やクレジットカードといった物理的な認証は、保管や取り扱いに気を遣う必要があります。認証をもっと便利に、スマートにできないだろうか。

スマートフォンを使用して、都度発行されるランダムなQRコード®を認証に使用することで、安全性と利便性を高めます。

消費者に、
安心を届ける

工業用製品から一般商品まで、消費者の安全や健康被害を脅かす偽造品。QRコード®で、不正な偽造品を防止することはできないだろうか。

スマートフォンで商品のQRコード®を読み取ると、正規ルートで販売された商品かを判定。使用前に正規品であることが確認することにより、消費者に安心を届けます。

開封の見える化で、
抜き取りやすり替えを防止する

医薬品や化粧品などにおいて重要な課題である、不正開封と内容物のすり替え防止。QRコード®を活用することで、確実に不正を防ぐことはできないだろうか。

商品の開封口にQRコード®を印字することにより、封が切られることで形状が変化。スマートフォンでQRコード®を読み取ることで、すでに開封されているかを判定することが可能になります。

Vision03
エクスペリエンス

QRコード®の読み取りとクラウドを連携させることで、
データを共有・活用し、新たな「こころを動かす」価値を提供。
オンラインとオフライン、リアルとデジタルを超えたシームレスな体験で、
新しいライフスタイルを創造します。

憧れの人との
つながりを

オンラインでの、配信者とファンとのつながりが盛んになった昨今。QRコード®が、その絆づくりを後押しできないだろうか。

ライブ配信者や、イベント登壇者の手書きのサインやイラストを、すぐにデジタル化して視聴者にプレゼント。コンテンツ視聴・イベント参加したファンと、「その日・その場所」にいた証を共有することができます。

ひとつしかない体験を
提供する

世界で使われるQRコード®。
そんなQRコード®だからこそ、新しい旅のあり方を創造できないだろうか。

例えば旅先で、QRコード®が印字されたクーポンやチケット等をお店や案内所でかざすと、過去の購買履歴や行動履歴に合わせて、おすすめスポットを提案。
ひとつしかない、あなただけの思い出づくりに貢献します。

思い出を
鮮やかに残す

スマートフォンの中の「大切な思い出」の写真。
デジタルデータの保管場所を忘れることなく、思い出を残し続けることはできないだろうか。

QRコード®を思い出の品に貼り付けることにより、リアルとデジタル上の写真や動画にすぐにアクセス。
あの日のデータをすぐに呼び出すことができます。