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1994

QRコード25周年記念サイト

QRコード25周年記念サイト
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QR25

スマホをかざすだけで
知りたい情報が受け取れる。
現金を使わずにスマートに支払いができる。
これって便利?
いいえ、皆さんにとってはもう“当たり前”。

25年前、生産管理のために
生まれたQRコードは、
工場からさらに活用の場をひろげ、
今もなお進化を続け、
安心できる、
明るく楽しい暮らしに役立っています。
私たちの挑戦は、まだまだ続きます。
この小さな図柄の、無限大の可能性を信じて。

What's QR Code

QRコードって
何がすごいの?

2018年、スマートフォンの世界での出荷台数はなんと約14憶5000万台

QRコードは、近年のスマホの普及とともに
モバイルチケットや、キャッシュレス決済など
日常で利用する機会が飛躍的に増えています。

世界の年間スマホ出荷台数
145000万台
国内輸送年間旅客数
1
国内コンビニ店舗数
57000店舗
そんなたくさんのシーンで
使われるようになったQRコードの
意外と知られていない機能を
ご紹介します。
読み取りが速い
0.01秒/枚

名前の由来は”Quick Response”。
その名の通り、高速読み取り、高速処理に
こだわって開発された2次元コードです。

大容量データ収納
7,000文字

20文字程度しか扱えないバーコードに対し、
なんと約350倍の情報量を収納できます。
また、かな・漢字にも対応しています。

意外と便利!全ての向きで読取り可能
読み取りが便利
100

QRコードは、360°どの方向からでもすぐに
読み取りができます。 角の3ヶ所につけられた
「切り出しシンボル」がポイントです。

コードの最大30%が破損しても読み取り可能
汚れ・破損に強い
最大0%復元

工場のハードな環境でも、きちんと読み取れる
ように、汚れや破損があってもデータを復元する
「誤り訂正機能」を備えています。

History of QR Code

社会に役立つ25の
QRコード

25年という歴史の中で、社会の変化、
時代と共に様々に変化した
QRコードの使われ方をご紹介します。
1994
QRコード誕生
  • 01
    生産管理
    ここからはじまりました
    バーコードよりも多くの情報を。よりコンパクトに、より高速に。大量生産から多品種少量生産へ変わりはじめる時代のなか、自動車部品の生産管理のためにQRコードは誕生しました。
    ここからはじまりました
  • 02
    商品受発注
    小売業界にひろがる
    はじめて工場以外で活用されたのは、文房具メーカーのカタログでした。大容量の情報を小さなコードに表現できるQRコードは、商品点数が多いカタログに向いており、作業効率の手助けにもなっています。
    小売業界にひろがる
  • 03
    コンタクトレンズ
    小さいからできたこと
    わたしたち生活者がはじめてQRコードを目にすることになったのは、コンタクトレンズのパッケージ。理由は…そう、パッケージがとても小さいため、バーコードよりもQRコードが適していたんです。
    小さいからできたこと
  • 04
    極小部品の検品
    より小さく、あらゆる形に
    QRコードの性能を保ちながら、さらに小さいコードが誕生しました。また、長方形に生成することも可能になり、円筒形部品にも印字ができるようになりました。印字スペースに限りのある電子基板や極小部品の検品に役立っています。
    より小さく、あらゆる形に
ガラケーが普及し始める
もっと見る
  • 05
    プロモーション
    Webへのアクセス
    今はスマホのカメラでQRコードを読み取るだけで、簡単にWebサイトへアクセスできます。QRコードがなかった時代は、URLの長い文字列を一文字一文字入力し、とても面倒な作業でした。
    Webへのアクセス
  • 06
    連絡先の交換
    友だちが増えたのはQRコードのおかげ!?
    SNSでの連絡先交換も、よくよく考えたらQRコード。いまのように、いろんな人とSNSでつながっていられるのは、QRコードが少し貢献しているのかもしれません。
    友だちが増えたのはQRコードのおかげ!?
  • 07
    食品トレーサビリティ
    食卓の安全も守っています
    「食の安全」という言葉を、テレビでよく聞いた時期がありました。QRコードを活用することで、生産から流通過程まで食品移動の情報を一元管理できるようになりました。食の安全にQRコードが一役買っています。
    食卓の安全も守っています
  • 08
    投薬管理
    医療の現場でも
    入院患者さんへの投薬もQRコードが見守っています。①薬、②患者さんのリストバンド、③看護師のIDカードのQRコード3点を照合することで医療過誤を抑制し、投薬履歴の管理もできます。
    医療の現場でも
  • 09
    登録情報の電子化
    車検証にもデジタルの力を
    メーカー、陸運局、ディーラー、整備工場など、さまざまな場所で管理されているクルマ。業務の効率化や、偽造防止にQRコードが役に立っているんですよ。
    車検証にもデジタルの力を
  • 10
    モバイルチケット
    チケットはスマホの中に
    スマホがチケット代わりになることで、紛失しにくくなったり、郵送費用が必要なくなったり…。スムーズな入場を叶え、楽しさまでの時間をほんの少し近づけた技術かもしれません。
    チケットはスマホの中に
スマホが普及し始める
  • 11
    地域情報の取得
    テレビからピンポイントの情報を
    最新の気象情報や、災害時の避難所情報など、テレビニュースの画面から、住んでいる地域の情報へすぐにアクセスできるQRコードが活用されています。
    テレビからピンポイントの情報を
  • 12
    トラブルシューティング
    パソコンの困った時に…
    パソコンでエラーが起こった時、英数字が並んだエラー番号をメモした後、検索して調べたものですが、今ではQRコードも表示され、スマホで直接ヘルプページを参照できます。
    パソコンの困った時に…
  • 13
    道案内
    位置情報の共有も簡単!
    地図の代わりにガイドブックやパンフレット、名刺などに印刷するだけで、紙媒体に掲載された位置情報をスマホの地図やカーナビなどのデジタルデバイスに簡単に取り込むことができます。
    位置情報の共有も簡単!
  • 14
    キャッシュレス決済
    今ではもう当たり前!?
    街中で使えるようになったQRコード決済。手元に現金がない場合でもお買い物ができ、お財布の小銭を探す煩わしさから開放されたという方も多いのでは?
    今ではもう当たり前!?
  • 15
    多言語対応
    外国人観光客のおもてなし
    紙面や案内看板など限られたスペースでも、様々な言語に対応できるようにQRコードが活用されています。海外からの観光客が増えているいま、おもてなしにも役立っています。
    外国人観光客のおもてなし
  • 16
    認知症徘徊者の保護
    迅速に身元確認ができます
    自治体や介護施設で認知症徘徊者を保護する取り組みにQRコードが活用されています。保護した際に、身に着けているQRコードを読み取ることで、ご家族への連絡、速やかな医療措置に役立っています。
    迅速に身元確認ができます
  • 17
    自動仕分け
    荷物をスピーディに
    近年ではネットショッピングの発達によって取扱いが増え、より正確でかつ、速さが求められています。高速で読み取れるQRコードは自動で仕分けるシステムに活用されています。
    荷物をスピーディに
  • 18
    シェアサービス
    みんなでシェアするものに
    街中で最近良く見かけるシェアサイクル。手続きを簡単にし、スマホひとつでサービスを利用できるのは、QRコードの技術があってこそなのかもしれません。
    みんなでシェアするものに
  • 19
    きっぷ
    地球にやさしいきっぷ
    従来の磁気券で発生していた券づまりなどのトラブルがありません。また、磁気加工部分の分別を必要としないため、リサイクルがしやすく、資源再生に役立っています。
    地球にやさしいきっぷ
  • 20
    真贋判定
    ブランドの価値を守っています
    偽造しにくい特殊なQRコードを活用し、本物か偽物かを判定することができます。偽物やコピー商品が出回りやすいブランド品などに役立っています。
    ブランドの価値を守っています
  • 21
    Wi-Fi接続設定
    簡単につながります
    カフェやホテルで提供されているフリーWi-Fi。便利だけどパスワードの入力など、接続設定するのが少し面倒。QR Wi-Fiは読み取るだけで、簡単に接続することができます。
    簡単につながります
  • 22
    サービス利用
    チェックインから決済まで
    QRコードを利用したホテルのチェックインサービスがひろがっています。さらにQRコードが部屋の鍵になったり、ホテル内のサービス利用もQRコードでできたりと、宿泊客の利便性向上に役立っています。
    チェックインから決済まで
  • 23
    鍵付きロッカーからキーレスへ
    QRコードを鍵として使うサービスがひろがっています。コインロッカーや宅配商品の受け取りボックスなど、生活者の利便性向上につながっています。
    鍵付きロッカーからキーレスへ
  • 24
    ホームドアの開閉制御
    公共の安全を
    列車のドアにQRコードを貼り付け、ホームドアの開閉を制御するシステムが生まれました。導入コストが大きな課題となっているホームドアですが、大規模な改修が必要なく、設置の普及が期待されています。
    公共の安全を
  • 25
    顔認証
    自分の顔がキャッシュカードの代わりに
    指でロックが解除できるスマホですら、当時大きな驚きでしたが、これからは顔情報を登録したQRコードと生体認証システムでATMがキャッシュカードレスで使えるように!どこまで便利になるのでしょうか?
    自分の顔がキャッシュカードの代わりに
2019年 QRコード25周年
2019
Future of QR Code

これからの未来、
QRコードは
どうなるんだろう。

25年の変遷から、これからQRコードは
どんなふうに可能性を広げていくのでしょうか。
開発者の原にインタビューをしてみました。
  • 原 昌宏
  • プロフィール
    原 昌宏 HARA MASAHIRO
    1957年東京生まれ。
    2002年R&D 100 Awards(米国)、
    2004年モバイルプロジェクトアワード最優秀賞、
    2007年日本イノベータ大賞優秀賞、
    2012年グッドデザイン賞Best100、
    2014年欧州発明家賞ポピュラープライズ賞など、
    受賞歴多数。
Q
開発から25年経って当時を振り返り、現在使われているような広がりを想像していましたか?
自分なりに良いコードができたと思っていたので、産業用途では普及するかなと思っていました。しかし、一般の人がここまで使用し、街の至る所でQRコードが見られる事態は想像していませんでした。特に、衣服やアクセサリーにファッション感覚でQRコードのデザインが使われたり、QRコードで品物が買えたりするようになるとは思っていませんでした。
Q
これからQRコードはどんな使われ方をされると思いますか?
開発途中で考えていたひとつに、「データベースその物をコード化し、オフラインで使用する」ということがありました。当初はこの使い方も多くありましたが、ネットワークが発達すると徐々に少なくなっていきました。最近、大きな災害があると情報通信インフラの障害や停電などが発生し、データのやり取りが出来ず、社会問題になっています。そこで、データベースをコード化したQRコードが役立つのではと思います。
他にも、個人情報のデータベース流出等の問題に対し、セキュリティ機能を持ったQRコードにデータベースを記録して、個人で保管するという使い方も増えてくると思われます。そこで、さらにセキュリティ性の高いQRコードを開発し、皆様に安心して使っていただけるように頑張っていきます。
Q
未来の研究者へのメッセージ
開発した物が世界中の人に使ってもらえる事は、技術者冥利に尽きます。皆様も是非新しい物の開発にチャレンジして欲しいと思います。新しい物を開発する事は、前例がないので失敗が付きものです。ですから、失敗を恐れず思った事をすぐに実行してください。失敗の中には、様々な有効情報が満ち溢れており、それを観察し、分析する事で次へのステップのヒントとなります。そうした失敗から学び取る力、失敗を材料とし、新たな工夫をする力を持つことが、挑戦するエネルギーを生み、その積み重ねが創造力に繋がっていくと思います。試行錯誤を積重ねて失敗の中から学ぶ事が、本当に価値ある成功を実現する一番の近道となると思います。