2017年ごろを皮切りに、日本では「働き方の多様化」が議論されてきた。特にテレワークといった新たなワークスタイルの導入は、ハンディターミナルの保守・運用業務においても、大きな変革をもたらしている。これまでは、現場でトラブル・システム更新作業が発生した場合、システム管理者が赴いて対応するのが当たり前だったハンディターミナル。そんな常識を覆したのは、「遠隔からメンテナンス」を可能にした、デンソーウェーブの「BHT DMS」、そして「BHT Remote」だ。
ハンディターミナルのシステム管理者にとって最も大きな負担になるのが、新しいシステムやアプリケーションを導入する時だ。
ハンディターミナルが運用されている現場に行き、一台一台設定を行う。複数の現場を持つ企業のシステム管理者にとっては、とても負荷が高い業務だ。
デンソーウェーブの「BHT DMS」は、システム管理者のPC上から国内外で稼働しているハンディターミナルのOSやアプリケーションを一括で更新することができる。また、端末が稼働しない業務時間に更新を行うなどの時間指定も可能だ。
またセキュリティ面にも工夫がなされている。万が一、ハンディターミナルが盗難等にあった場合は、遠隔から端末をロック・データ消去する「遠隔ロック機能」や、端末が指定エリア外に持ち出されるとロックされる「盗難防止(ジオフェンス)機能」も装備。 ハンディターミナル「BHTシリーズ」を製造するデンソーウェーブならではノウハウが凝縮されている。
現場でのトラブル発生時、業務を止めないためには一刻を争う対応が必要である。しかし、そのすべての現場にシステム管理者が急行することは困難だ。
「BHT Remote」は、システム管理者が遠隔からハンディターミナルを直接操作することを可能にした、リモートアクセスソフトだ。
特に現場で起こりがちなのは、設定画面やパスワード入力画面といった管理者用画面が起動してしまい、作業が止まってしまうパターンだ。
このような場合、解決方法は非常にシンプルでありながら、システム管理者が現場に赴かなくてはならない。
「BHT Remote」を使用すれば、システム管理者はPC上から直接ハンディターミナルの状態を確認し、トラブルを解決できる。現場スタッフがハンディターミナルで困ったら、電話一本ですぐに遠隔から対応できるため、スピーディに作業再開できる。
そして、トラブル対応時に活用できる便利な機能も見逃せない。
例えば、遠隔からの操作中にBHTの画面を録画し、障害が発生する状態を記録する機能や、現場スタッフが操作中のBHTの画面をリアルタイムに閲覧できる機能を備えている。
また、管理者が機密性の高い作業を行う際を想定し、遠隔作業中は画面が非表示になるなど、セキュリティ面にも配慮している。
デンソーウェーブは、近年高まるAndroidハンディターミナルの導入ニーズに対応すべく、「エバンジェリスト(伝道師)チーム」を組織している。彼らはこれまでハンディターミナルのソフトウェアの開発や販売、サポートを専門に行ってきた「プロ集団」だ。「BHT DMS」「BHT Remote」の導入サポートも、彼らが推進している。 現在、デンソーウェーブは国内に7ヶ所の営業拠点を持ち、全国をカバーしている。各営業拠点による、お客様に寄り添ったサポートが可能だ。 「エバンジェリストチーム」のメンバーのひとりはこう語る。
「Androidは業務革新に大きく貢献するポテンシャルがあります。ぜひ、多くのお客様にAndroidのうれしさご体感いただきたいと考えています。全力でサポートいたしますので、ぜひお気軽に相談ください」。
「業務にAndroidハンディターミナルの導入を検討しているが、どうすればいい?」
「現在使用している業務アプリをAndroid OSで移行したいが、どうすればいい?」
など、お客様の疑問にエバンジェリストチームがお答えします。この機会に、Androidハンディターミナルによる業務改革をご体感ください。