QRコードのバージョン(種類)は、1から40まで設定されており、それぞれのバージョン毎にセル構成(セル数)が決められています。(セルとは、QRコードを構成している四角い黒白の点のことです。)
「セル構成」とは、コード中のセルの数です。バージョン1(21セル×21セル)から始まり、縦横それぞれ4セルずつ増えていき、バージョン40(177セル×177セルまで設定されています。
QRコードの各バージョンは、データ量・文字種、また誤り訂正レベルに対応した最大入力文字数が設定されています。各バージョンにおける最大入力数は、こちらの表で確認できます。→ バージョンと最大入力数の表
つまりデータ量が増えると、QRコードを構成するセルがたくさん必要になり、QRコードが大きくなっていきます。
QRコードはコードが汚れていたり、破損していても、コード自身でデータを復元する機能を持っています。「誤り訂正能力」は4段階用意されており、ユーザが使用環境に合わせてレベルを選択する事ができます。このレベルを上げれば、誤り訂正能力は向上しますが、データが増えるため、コードのサイズは大きくなります。
どのレベルを選択するかは、ご使用になる環境、コードサイズ等で総合的に考慮して判断します。 工場などの汚れやすい環境ではレベルQやHを選択し、それほど汚れない環境でデータ量が多い場合などは、レベルLを選択する事もあります。一般的にはM(15%)で運用されるケースが多いようです。
※全コードワード(データを構成する単位で、QRコードでは1コードワードあたり8ビットです)に対する復元率
QRコードの誤り訂正機能は、リードソロモン符号※を元データに付加することで実現しています。 誤り訂正の能力は、与えられた情報に対してどれだけの訂正をするかで決まります。例えば、コード化したいデータコードワードが100個あり、その内の50個を訂正できるようにする場合、リード・ソロモン符号では、訂正可能としたいコードワードの2倍の符号が必要ですので、必要となるリード・ソロモン符号は100コードワードとなります。 この場合、全コードワード数は200個で、誤り訂正できるコードワードが50個となりますので、全コードワードに対する誤り訂正率は25%となります。これは、QRコードのレベルQに相当します。 なお、上述の例では、データコードワードに対する誤り訂正率は50%という見方もできますが、データコードワード部分のみが常に都合よく汚れや破損を受けるというわけでもありません。従って、QRコードでは、誤り訂正率を全コードワードに対する比率で表示しています。 (※) リード・ソロモン符号とは、音楽CDなどで用いられている数学的な誤り訂正の方法で、もともとは人工衛星や惑星探査機との通信ノイズ対策として開発された技術です。バイト単位で誤り訂正をすることができ、誤りが集中するバースト誤りに向いています。
入力データが数字で100桁の場合、まず、入力データの種類は「数字」に設定します。 次に、誤り訂正レベルを設定します。あとは、入力したデータの種類の数列と設定した誤り訂正レベルが交差する数値(最大入力文字数)を順に追っていきます。そして、求める数字は100以上、しかしできるだけ100に近い数値を選びます。仮に誤り訂正レベルを「M」(誤り訂正能力15%)と設定したなら、コードの大きさは「29x29セル」= 「バージョン3」と決まります。
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