社員メッセージ

まだどこにもない
使いやすさを形に。

MESSAGE3
AUTO-ID事業部
技術部

板倉 和美
(いたくら かずみ)

2009年入社
工学部
先端情報電気工学科 卒業
 

AUTO-IDの新製品に搭載する技術の基礎検討などを行う部署で、ソフトウェア開発を担当しています。携わった製品の一つが、パスポートの顔写真が貼られたページに印刷された文字を認識する製品です。訪日外国人が免税店での買物の際に、国籍やパスポート番号など、個人情報を照合する際に使用されます。開発当時、ほとんどの免税店では手書きでパスポートの情報を書類に書き写して手続きを行っていた為、お客様を長時間待たせてしまうことが問題になっていました。そのような免税店での困りごとを解決したいと考え、使いやすさを徹底的に追求した製品を開発することになりました。

 

開発中に問題となったのが、文字認識の精度です。形状が似ている文字(例えば、「0(ゼロ)」と「O(オー)」)が存在する為、文字を正しく区別するソフトウェア開発に試行錯誤を重ねながら、製品開発を行っていきました。発売後は、製品の使いやすさが評判を呼び、大手家電量販店や化粧品会社の直営店、ドラッグストアなど、様々な免税店に製品が導入されました。営業の協力により、導入店舗を訪問して意見を伺ったところ、簡単に使える上、デザイン性も良いと好評をいただいています。技術者が製品を実際に使っているユーザーに直接会う機会はそう多くはありませんが、今後はそのような機会を積極的に作っていき、より使いやすい製品を開発していきたいと考えています。

私がこの会社に入社を決めた理由は、「設計開発職として製品づくりに携わることができる」と感じたことでした。希望通りの職種で仕事を任されている今、次にめざすのは、AUTO-IDの技術を応用してコード認識「以外」の新しい機能を実現すること。思い描いている構想はすでにありますが、いかにユーザーが簡単に使える形にするかが課題です。ユーザーに使ってもらって初めて、アイデアは世に出るものですから。

  • ICカード・国内営業担当
  • ロボット・技術担当
  • ロボット・技術担当
  • 制御機器・技術担当
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