ICカード（RFID）を使ったセキュリティや社員食堂精算システムのソリューション営業を行う部署で、長野県エリアのお客様を担当しています。入社1年目の秋に先輩から引き継いで初めて携わった社員食堂システムは、プリペイド式ではなく、各社員の注文したメニューの金額データを給与計算システムに送信し、自動で精算するというもの。知識不足でお客様からいただく情報の確認漏れがあり、納入後にデータ送信がうまくできず解決に奔走したものの、最後には食堂のスタッフの方たちから、「売上の管理が楽になったよ、ありがとう」の言葉をいただけました。

1年目の冬には、従業員約600人、2事業所を有する企業様の入退場管理用セキュリティシステムという、大規模の案件を受注しました。納入したのは、敷地の門に設置しICカードの社員証をかざして認証を行うポール型のゲートと、各扉に取り付けるカードリーダ、扉を開閉するコントローラ、そして付随するソフトウェアや通信回線工事です。技術部門との打ち合わせや工事業者の手配など、受注後にやるべき仕事が多く本当に苦労しましたが、システムが稼働する瞬間を見届ける達成感は大きなものでした。

私はメーカーのBtoB営業を志望してこの会社に入社しました。実際に仕事をしてみて、会社としての実績が大きな力になると感じる半面、単品売りではないシステム提案の難しさや、経営や情報システムのプロであるお客様を相手にする緊張感も味わっています。私も対等に渡り合えるよう専門性を磨き、自分の力で新しいお客様を開拓できるようになりたい。そしてセキュリティから食堂まで、大規模なトータルソリューションを提案することが、今の目標です。