INTERVIEW

品質保証部 品質解析室 解析技術課
2017年入社
応用化学専攻 修了

M.I

モノと人の両方の品質を高め、製品の信頼を守り抜く

INTERVIEW 01現在の仕事内容と、やりがいについて教えてください。

市場や製造工程内で発生する製品の不具合を解析するチームに所属し、主に化学分析などを担当しています。電子顕微鏡などの分析装置を用いて、なぜ不具合が起きているのか、たとえばどんな異物が付いてしまっているのかなどを分析。見えない原因を可視化できた瞬間には、クイズで正解をばっちり言い当てられたような面白さがあります。依頼者に不具合の原因を示し、「だから壊れたのか…!」と納得してもらえるとうれしいですね。
また、できあがった製品はすべて厳しく品質を評価、実験されますが、そこで起きた現象をとことん調べるのも私たちの仕事。製品を守る「最終砦」であると自覚していますし、解析結果が製品の回復や信頼につながったときには大きなやりがいを感じます。

INTERVIEW 02これまでで印象に残っている仕事について聞かせてください。

「COBOTTA PRO(高速人協働ロボット)」の立ち上げにあたり、トルクセンサー・力覚センサーの接着技術確立に携わったことです。センサーの評価、実験を社内で学んだ統計的手法を用いて少ない実験数でデータを集めて分析を行うことで、規格の範囲内でセンサーが働くための最適な条件を見つけられました。
また新製品の評価において、評価期間を短縮する新たな解析手法を確立し、その成果を、社内発表会で説明したことも印象に残っています。普段はあまりフォーカスされない部署なので、私たちの仕事に興味を持ってもらういい機会に。準備は大変でしたし、デンソーグループ数百人を相手に話すのは緊張しましたが、成果について評価を得られ、日頃関わりの少ない部署の方からも知見や意見をもらえ、とても貴重な場となりました。

INTERVIEW 03品質を守り、向上させていくために、どんなことに取り組んでいますか?

中堅となる入社4年目の社員などに対し、品質教育を行っています。まず教えるのが「段取り力」。ゴールを目指すための準備のプロセスについて段階を踏んで考えることで、失敗した時の改善点を明確にできるため、段取りはとても大切です。技術系メンバーの仕事の品質、つまり「人の品質」を上げることで、「モノ/ソリューションの品質」も上がります。
それと、周りを巻き込むことですね。自分の知識やスキルでは対応しきれない事態に陥った場合には、他の組織の人とも連携し、彼らの知見をもらうことがあってもいい。実際、私はトヨタグループの「分析部会」というところに所属し、いつでも質問可能な状況を作っていますが、さらに横のつながりを広げ、“集合知”によって課題を解決できるようにしていきたいです。

INTERVIEW 04今後の目標を聞かせてください。

化学分析の専門性をさらに高めつつ、より早く正確に不具合の原因を突き止められるよう技術を磨いていくことです。そのために、知見のある人から得た知識、新しく出てきた材料や現象を、頭に落とし込んで自分のものにしていかなくては。これまでの解析経験やデータサイエンスの知識を武器に、若手への教育や品質意識の醸成にも力を入れ、組織全体のレベルアップに貢献していきたいです。
デンソーウェーブでは当社ならではの製品が生まれていて、いいものを作るための規格を自ら作り、変更でき、その根拠も決められるのが面白いところです。数学が専門であればデータ解析ができ、環境を学んでいれば環境中にある物質などの知識が活かせます。好奇心旺盛なさまざまな分野の方と、一緒に仕事ができればうれしいです。

1 Day Schedule

08:40

出社、メールチェック、予定確認、朝ミーティング

課内で集まってそれぞれの一日の仕事を確認し合い、フォローが必要な業務などを確認。新規の不具合などについての情報共有も行う。

09:00

不具合品の受け取り・外観観察

不具合品を受け取ったら、あまりさわらないように注意しながら、まずは外観を観察。

10:00

非破壊観察

いわゆるX線を通すことで、中身を観察。分解をすると物の性質が変わってしまうこともあるので、まだ分解はしない状態で行う。

11:00

分解・サンプリング等の前処理作業

分解し、サンプルを採取するための準備作業。針の先より小さいような異物を取らなくてはならないことも。お客様の環境により入ったものなのか、製品自体の部品から出たものなのかなどを調べる。

12:00

昼食

ほぼ毎日、食堂で食べる。社内のメンバーと一緒に雑談しながら。

13:00

詳細解析

肝になる作業で多くの時間を要する。一つの装置だけでは解析できない場合は、複数の装置にまたいで解析を行うことも。

15:30

速報資料の作成

解析結果を関わっている全員、おもに品質保証部や技術部のメンバーに共有。

16:30

解析結果共有の打ち合わせ

口頭で説明しないと内容が伝わりづらく、誤解を与えてしまう場合があるので、必ず面と向かって話して伝える。

17:00

使用機器・設備の片づけ、サンプル保管

デリケートな機器もあるため、片付けもある程度の時間を要する。解析依頼品、サンプリングで採取した異物は何があるか分からないので、処分せずに保管しておく。

17:40

翌日の予定確認、退勤

フレックス制を使い、早めに退勤することも。翌日、遅い時間に出社しても大丈夫そうか確認するためにも、予定確認は欠かせない。

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