エッジプロダクト事業部技術1部センシング技術開発室技術1課
2006年入社
理工学部 卒業
舟橋 涼平
技術と挑戦で、未来を切り拓く
INTERVIEW 01現在の仕事内容と、日々の業務の中で感じるやりがいについて聞かせてください。
入社以来、エッジプロダクト事業部に所属して、OEM事業に携わっています。OEM事業とは、お客様からの依頼を受けてお客様ブランドの製品として製造すること。これまでに、カードリーダーや電気錠コントローラーなどの開発に携わり、15年ほど前からは、レーザーセンサーの開発に専念しています。現在は国内外のお客様向けに2つのプロジェクトが進行中。そのリーダーを務めて製品開発を進める傍ら、営業と同行してお客様への新製品提案活動も行っています。
構想設計から詳細設計、試作をして評価し、量産化を進めるという一連の流れを担っているため、さまざまな部署との連携が欠かせません。難しい課題を協力して解決し、やり遂げた時の達成感は特別ですね。
INTERVIEW 02これまでのキャリアで、印象に残っているプロジェクトや出来事を教えてください。
レーザーセンサーの技術が鉄道踏切監視用にも利用できるのではないかと提案して採用され、2020年に量産化が実現しました。これまでは建物の外周警備などの用途が多く、踏切に対する知見がなかったため、この装置の開発に際しては新たな発見が多かったです。深夜の踏切で装置を取り付けてテストをしたり、着雪に関する専門家を探し当てて評価環境を構築したり、興味深い経験でした。
また、今思い返してみると入社当時も思い出深いですね。がむしゃらに作った図面は誤記だらけで、周りに迷惑をかけて落ち込んだこともありました。そんなとき救いになったのは、あたたかく見守り、話を聞いてくれた先輩の存在です。リーダーを務めるようになった今では、今度は私がそういう人になろうと思い、これまで受けてきた多くのサポートを参考に、チームのメンバーと接しています。


INTERVIEW 03マネージャーとして、特に心がけていることはありますか?
メンバーの声に耳を傾ける”傾聴力”と、チーム全員の仕事に対するモチベーションを高めることを意識しています。これまでを振り返ると、「どういう狙いでこの製品を作っているのか」というプロジェクトの目的のインプットが不足していたかなと感じました。今回の開発だけでなく次にも繋がる喜びや、会社に貢献できるやりがいなど、最終的なゴールまでしっかり伝えてモチベーションアップに繋げていきたいですね。
デンソーウェーブでは、研修が充実していて、こういったマネージャーとしての考え方やスキルを学ぶ機会が多々あるため、大いに勉強になっています。
INTERVIEW 04今後の目標を聞かせてください。
先輩方が培われてきた業界トップ企業とのパイプを強化しながら、私たちの世代でも新たな顧客との関係を構築することに挑戦していきたいです。また、デンソーウェーブではすでに多様な製品技術を有していますが、これに留まらず、新たなコア技術を創出して、会社の更なる成長に貢献したいと考えています。そのために、顧客目線での提案力強化と、開発力向上に取り組んでいきます。


1 Day Schedule
出社、メールチェック、予定確認
日によって予定はかなり流動的。優先順位をつけて迅速に対応することが求められる。
会議文書作成、設計など
午後は打ち合わせが多いので、個人の業務は、なるべく午前中を中心に。
昼食
打ち合わせ
お客様をはじめ、社内、チーム内などミーティングが多く、急遽予定が入ることも。
量産生産対応、試作対応など
量産品について相談が入ると、メールや電話のほか、直接工場に行って解決するときも。
退勤
業務の状況に応じて残業を行います。