調達室加工部品調達課
2023年入社
外国語学部 卒業
佐々木 雅也
各部署の意向を汲みながら、最適な部品調達を目指す
INTERVIEW 01調達の仕事内容について教えてください。
調達室は、デンソーウェーブの製品の部品を調達する部署。部品調達においては、品質や価格はもちろん、安定した供給が可能かを考慮することも必要です。Q(Quality) C(Cost) D(Delivery)に優れた取引先の選定や、コストダウンによる利益率の向上、部品の安定供給といった点から会社を支えています。
調達室では部品ごとに担当が分かれていて、私はダイカストや鋳物、切削品など金属の部品を主に担当しています。現在は40社ほどの取引先と関わっていますが、新製品の製造や部品の工法の変更などがあれば違う取引先を探すこともあるため、説明会に出向くなどして、常に新たなメーカーも探しています。
INTERVIEW 02仕事のやりがいや面白さは、どんなところに感じますか。
製品プロジェクトに対し、取引先さんと2人3脚で目標達成ができたとき、お互いの強み弱みを補完しあいながら考えをすり合わせ、一つの事を成せたときですね。
次に、関係部署との協議がうまく調整できたときです。取引先の選定は、技術、品質保証、生産管理など、各部署と協議して進めていきます。時にはそれぞれの意見が衝突することもあり、間に入って落としどころを見出すのも調達の役割。さまざまな要望を調整するのは簡単ではありませんが、その分やりがいにも繋がります。


INTERVIEW 03日々の業務の中で、心がけていることはありますか?
大事な連絡はメールで済ませず、できるだけ直接話すようにしています。メールでは簡潔過ぎて情報が不足したり、逆に無駄な情報が増えて読みづらくなったり。顔を合わせて話す方が伝わりやすいですし、回答もすぐに得られるのがいいと感じています。
部署間の意見調整では、それぞれの意見の背景にどんな考えがあるのかを、正しく理解することにも努めています。そこをしっかり把握できていないと、意見だけを伝えても理解が得られませんからね。
INTERVIEW 04今後の目標を聞かせてください。
既存のサプライヤーとの価格交渉強化や、部品や材料の代替案調査による調達コストの最適化を進めます。今後5年程度の中期目標は、経験を積んで交渉スキルを高めて、新規プロジェクトでの活躍。そのためには知識の向上も欠かせないので、新しい情報に出合った時はすぐに調べて理解するようにしていますし、今後必要となるだろう知識については、事前に学ぶように努めています。デンソーの教材資料や研修なども活用し、役立てていますよ。
長期的には、グローバルな視点を持って戦略的な調達を主導する、調達のプロフェッショナルを目指していきたいですね。


1 Day Schedule
出社、メールチェック、予定確認
資料作成、コストダウン検討
社内の関係部署へ説明するために資料を作成。値上げ要請に対する整合性のチェックなど。
昼食
食堂で調達室のメンバーと一緒に。会話は仕事関連ではなく、雑談でリラックス。
社内打ち合わせ、来客対応など
打ち合わせやミーティングは午後が多く、1回1時間程度。取引先の来客があれば、打ち合わせスペースで対応。
小休憩
残業する日は、15分ほど休憩してリフレッシュ。
退勤
1時間ほど残業することもあるが、予定がある日や金曜日は17時40分の定時退勤や、フレックスで帰宅することが多い。