経営企画部経営企画室経営企画課・経理課
2021年入社
法学部 卒業
中村 隼
経理目線で経営判断を支え、会社の将来を見据えていく
INTERVIEW 01現在の仕事内容を教えてください。
入社から3年間、経理課で業務を行ってきました。働きながら経理の知識やスキルを身に付け、昨年からは経営企画課も兼務。各部署の事業計画と会社が求める利益の間の相違点などを調整しつつ経営層の経営判断を支援していく部署で、私は主に年度計画立案の取りまとめや、月ごとにその計画と実際の売り上げなどの数値が乖離していないかの分析をしています。経理課で担当しているのは、監査法人との間の調整や、それぞれの製品や開発にかかるコストの原価計算などです。
また、業務改善を進めようという会社全体の動きがある中で、「市民開発」、つまりIT技術者に頼らないシステム開発のスキルをいち早く習得。それを課内で共有するとともに、業務上の「承認」を電子化するアプリを自ら提案して作り、展開もしています。
INTERVIEW 02過去の仕事で印象深かったものについて教えてください。
2023年、デンソーウェーブが会社法においての「大会社」となりまして、その際に経理担当として外部会計監査対応を行ったことです。会社として一度しかないタイミングに立ち会えるということで、自分で希望してやらせてもらいました。会社が成長して「大会社」になると社会的な責任も大きくなるため、厳しい監査を受けることが法律で義務付けられています。会社初の監査ということもあり、一から外部公開用の書類を作ったり、社内の会計処理を変えたりと半年以上かけて取り組みました。他部署や監査法人とのやり取りを繰り返す中で紆余曲折ありましたが、最終的に書類が完成して監査法人から適正だという意見をもらえたときは、これまでで一番の達成感を得られました。


INTERVIEW 03日々の業務の中で重視していること、また心がけていることはありますか。
経理も経営企画もパソコンの前で数字と向き合うことの多い仕事ですが、それだけでは見えてこない会社の実態を知ることも重要だと実感する日々。「大会社」になったときの仕事でいろいろな部署に話を聞いたことが生きているし、経営会議に同席するなどの経営企画の仕事を通じて、会社が進んでいる方向がより具体的に分かるようになってきました。
また、経営企画課は文系出身の事業企画や人事の経験者、理系出身のカスタマーサービス経験者など、多様なバックグラウンドを持つメンバーが集まる部署。私は経理の経験者なので、経理の視点から意見を出してそこはまず曲げないこと、そして、それぞれの目線からの意見も取り込んで融合させながら、経営層の方針を実現していくための最適な解決策を見出すことを心がけています。
INTERVIEW 04今後の目標を聞かせてください。
デンソーウェーブは製品を一般の市場に向けて販売しており、デンソーグループの中でも少し特殊な存在。自分たちの力で成果を上げていかねばならず、経営方針を毎年決めていくことの重要性が高いと感じます。そんな中で、いずれは会社の中長期の経営方針や計画の意志決定を支える仕事をしたい。経理の業務で当社のこれまでの実績などの情報を扱い、経営企画課では進行年度の経営の分析をしている私の今のフィールドは、デンソーウェーブの「過去」と「現在」。そこで得た知識や経験を生かし、経営会議にもより深く関わるなど、会社の「将来」を決めるうえで頼りにしてもらえる人材になっていきたいです。


1 Day Schedule
出社、メールチェック、予定確認
各課の会議
午前中は複数の会議に出席し、午後の経営会議に向けての情報共有や、業務効率化に関する会議。効率化のためのスキルを共有し、意見交換を行います。
午後の経営会議に向けた情報収集
これまでの課内会議で指示された情報をまとめ、上司に報告。
昼食
同僚と社内の食堂で食べることが多いです。
経営会議
経営層に毎月の売上・利益を報告し今後の方針を決める経営会議に出席(月に一度)。準備には1週間ほどかけます。
資料作成
翌週の会議に向けた資料を作成します。
会計士からの架電、情報収集、回答
会計士からの電話を受け、現状報告を行い、社内で解決できないことは電話で相談します。
社内の問い合わせ対応、伝票承認など
翌日のタスク確認、退勤
日によって退勤時間は異なるが、だいたい定時には帰宅。フレックスタイム制を利用し、15時や16時に退勤する日もある。