Data Analysisの上下限チェックツールのメッセージ機能について

Data Analysisの上下限チェックツールで、値がしきい値を超えたタイミングを検出することはできますか?

可能です。

上下限値チェックツールの場合、入力した値が上限、下限のしきい値を超えた時にIoT Data Shareのメッセージが発生します。

IoT Data Shareのメッセージ機能を使用するには以下の手順を行います。


  1. 上下限チェックツールのコントローラのトリガアクション設定を開き、
    画面左下の[メッセージ受信時のトリガ実行]のチェックを入れます。

  2. 次に[分岐]を追加し、[条件]から"タイミング - メッセージ受信時"を選択します。
    直ぐ下の[追加]ボタンを押して[OK]ボタンで分岐を追加します。

  3. 追加された分岐を選択し、[メッセージ値書き込み]アクションを以下の設定で追加します。

    • メッセージプロパティ:Value

    • アイテム:しきい値を超えた際の値情報を入れるための仮想アイテム

    • (事前に別のコントローラ内に作成しておく必要があります)

    メッセージの"Value"の中身は、Data Analysisユーザーズガイドの
    「3.2上下限ツールのメッセージイベント "※1 VARIANT[6]"の表」を参照ください。

  4. メッセージのValueのデータが格納されたアイテムに対して、
    [配列操作]アクションや[配列要素分配リンク]機能で値を分解して処理します。