高い品質と技術力で、業務のさらなる効率化、迅速化に貢献します。


メディックス広島健診センターを運営する広島県集団検診協会は、「みなさまのこころと体の総合健康事業を展開し、奉仕の精神を礎に、誰からも愛される健診機関を目指す」を企業理念に、広島県西部地域を中心に職域関係者や住民の方々の健康診断をはじめとした健康支援サービスを行っています。
広島市の中心部に位置するセンターでは、一般の健診をはじめ、人間ドックや生活習慣病を防ぐための特定健診とそれに伴う保健指導などのあらゆる健診を受けることができます。なかでも女性検診には力を入れており、ビルの4階に女性検診専用スペースを用意するなど、誰もが気持ちよく受診できる環境づくりを大切にしています。
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巡回健診時に使用する健診車両
同会では、2003年に情報管理課を設置し、受診票印刷から結果報告書の印刷、データ提供まで一括した内製化を実現し、受診されるお客様のニーズに速やかに応えられるよう、システムの運用を進めてきました。しかし、OCR用紙にスタッフが直接検査値を記入する現状のシステムでは、記入ミスの発生や健診後のOCR読み込み及び確認の作業負担が問題となっていました。また、受診コースによって検査項目が違うことから、検査漏れが発生してしまうことも課題でした。
こういった課題を解決するため、2009年、「(1)受診者と受診コースの情報を、個人情報を保護しながら呼び出せる」「(2)デジタル化された検診機器から直接検診データを取り込める」の2点を満たし、且つセンターでの健診と巡回健診どちらでも同じように運用できるシステムの選定を行うことにしました。
RFタグを活用したものなど複数のシステムを比較検討した中で、最終的に同会が選んだのは、多くの情報量が扱えて安価に運用できる上、個人情報などを格納しても暗号キーが登録された特定のスキャナでしか読み取りができない「セキュリティ機能搭載QRコード(SQRC)」と無線LAN対応2次元コードハンディターミナル「BHT-604QW」を活用した仕組み(1)でした。選定の理由を、メディックス広島健診センター 健診計画センター センター長 亀山広昭氏は次のように語ります。
「当会の場合、年間受診者の6割以上は巡回健診を受けられるお客様ですので、センター内でしか実現できないシステムや、持ち運びに負担がかかる機器の導入はできません。そのような制約がある中で、この仕組みはハンディターミナルやアクセスポイント、PCなど最小限の機器があれば実現でき、SQRCによる個人情報保護も可能な点が優れていました。検診車両への持ち運びの際に落下する可能性もあるため、BHT-604QWの堅牢性は大きな魅力でした」

財団法人広島県集団検診協会検診計画センターセンター長 亀山 広昭 様

巡回健診先での健診風景

健診中のハンディターミナル使用風景
2011年1月より、センターでの健診、巡回健診で合わせて約100台の「BHT-604QW」が導入が開始されています。受診者には予め、受診者情報/前回の検査データ/今回受診するコース/特記事項などの情報を格納したSQRCが印字された受診票を送付します。健診スタッフはBHT-604QWで受診票上のSQRCを読んで受診者と健診コースを確認し、健診機器で測定した検査データをコネクタ経由でBHT-604QWへ転送した後、BHT-604QW内で受診者情報と紐付けた測定結果データを無線LANでサーバに送信します。巡回健診の際も、基本的な仕組みは同様で、移動先会場の中にアクセスポイントとPCを1台ずつ設置し、各検診車両内からハンディターミナルから無線LANで健診結果を送信します。電波状況によっては無線LANが使用できない場合もあるため、その際はハンディターミナル内にデータを保持し、健診終了後に無線通信ができる環境でデータの送信を行う運用も可能です。
導入によって、受診者の検査漏れやデータ入力のミスは大幅に減少。健診後のOCR読み込みも問診部分のみとなり、健診後の作業負担は以前の約半分になりました。SQRCとハンディターミナルが実現した健康診断現場のカイゼンは、今後ますます拡がっていくことでしょう。
