高い品質と技術力で、業務のさらなる効率化、迅速化に貢献します。


"KENKO"の愛称で知られる健康医学予防協会は、新潟県で地域密着型の健康増進活動を展開している財団法人です。設立は昭和59年。新潟総合健診センター、長岡健康管理センターの2拠点をベースに、個人向け及び法人向けに人間ドックや定期健康診断、生活習慣病予防健診などを提供しています。
また、設立当初から年々増加傾向にあった骨粗しょう症に着目、骨密度測定装置を導入するなどして、その発生・病態の解明、さらに予防と治療のための基礎的・臨床的な調査研究も行っており、幅 広い角度から新潟県民の健康維持を支援する保健衛生機関となっています。


BHT-500QW使用風景
同会では、定期健康診断を実施する際、専用の受診票を受診者に事前配布します。健康診断当日、受診者の方にこれを持参してもらい、診断の進行とともに健診スタッフがそこへ検査データを直接書き込んでいました。受診票の検査データは翌日、ホストシステムに事務スタッフが入力するのですが、同会では健康診断受診者数が年10~20%の割合で増えており、作業負荷は高まるばかり。
更に、繁忙期には1日あたり約1500名分のデータ入力を、2時間ほどで完了させなければならず、15名もの専任入力スタッフが必要でした。しかし今日、身長計、血圧計など健診機器のほとんどがデジタル化されていることに着目し、これらの健診機器からデータを直接ホストシステムに取り込む方法を考えることにしました。2006年春のことです。
いくつかの手法を検討した結果、同会はたくさんの情報量が扱えて、且つ印刷が容易なQRコードを使ったソリューションに着目。これを読み取る端末として、デンソーウェーブの2次元コード対応ハンディターミナル「BHT-500QW」を選択しました。その選定の理由は大きく、
の4つがあったといいます。選定にあたった財団法人 健康医学予防協会 情報管理部 部長 伊藤忠明氏は、次のように語ります。「カラー液晶にはこだわりました。色の表現力で高い操作性を実現したかったからです。
また、巡回バスでの健診にスタッフが気軽に持っていけるという点で携帯性も重視しました。更に、QRコードの生みの親であるデンソーウェーブ製ということで、読み取り性能の高さも期待できました。今回、ハンディターミナル分野で実績あるジム・コンピュータ・サービスにシステム構築を依頼したのですが、彼らがBHT-500QWを推したことも採用の大きな理由の一つでした」

財団法人 健康医学予防協会情報管理部部長 伊藤忠明 様

BHT-500QW使用風景
2007年9月から導入を開始し、現在では新潟総合検診センターで約70台、長岡健康管理センターで約30台のBHT-500QWが稼働しています。QRコードが扱うデータ量は1名分あたり約1000バイト。受診者情報、前回の健診結果、今回受診するコース、特記事項などが格納されています。
健診スタッフはBHT-500QWで受診票上のQRコードを読んで本人を確認し、健診機器で測定した検査データを、コネクタ経由でBHT-500QWへ転送。BHT-500QW内で本人情報とひもづけた測定結果データを無線LANでサーバに送信します。また、検査データが画像や記録紙出力となるレントゲン、心電図などの健診の際は、BHT-500QWで読み込んだ個人情報を検査機器へ転送し、出力画像や記録紙へ自動的に反映します。
導入によって、データ入力作業は4名のスタッフでたった15分間の仕事になりました。更に、ミスの撲滅にも効果を発揮。データ記入ミスの撲滅はもちろんのこと、BHT-500QWに細かいチェック機能を盛りこんだことにより、健診漏れや検査の順番間違いを未然に防いでいます。新たな試みとして、結果票等を全てPDFとしてCDへ収めて提供するサービスを開始し、顧客満足度向上も実現しています。使い始めてからは、BHT-500QWの耐用年数の長さを改めて認識されたそうで、今では同会の現場業務になくてはならない機器になっています。
