お知らせ

2007.05.31 自動認識ニュース 物流業務に最適な2.8インチカラー液晶、大深度レーザスキャナを搭載した新型バーコードハンディターミナル新発売

株式会社デンソーウェーブ(本社:東京都港区、社長:上石 和信)は、バーコードハンディターミナル(携帯型データ収集端末)の新機種「BHT-604BW」を2007年9月14日から発売します。本体のメーカー希望小売価格はオープン価格で、年間1万台を販売する計画です。

この新型バーコードハンディターミナルは、細身で握りやすいボディに、視認性に優れた2.8インチのQVGAカラー液晶、より高速な読み取りを実現した大深度レーザスキャナ、通信速度を高め、各種セキュリティに対応したIEEE802.11b/g注1 無線LAN、など先進の機能を満載しました。

2.8インチのQVGAカラー液晶を搭載した表示部は、ピッキングリストやロケーション管理情報など多くの情報を見やすく表示することができ、6万5千色のカラー表示により作業者に注意を促す表示や、エラー警告などを効果的に表示することが可能です。また、読み取ったバーコードに応じてあらかじめ用意した商品画像などを表示することにより、商品コードや商品名に加え、画像でモノを確認するという使い方も可能になります。

読み取り口から25mmの近接読み取りから最大820mm※1 の離し読みまでを実現する大深度レーザスキャナを搭載して読み取り範囲を広げるとともに、従来機※2 比約2倍の読み取り速度を実現しました。また、GTIN注2 をあらわすコード体系のひとつであるGS1DataBar注3 の読み取りにも対応しました。

アプリケーション開発環境は、BHTシリーズに共通の「BHT-BASIC4.0開発パック」を利用でき、従来機との高い互換性を保ち、BHTシリーズのパフォーマンスをフルに引き出す開発が可能です。また、その他汎用言語(HTMLおよびJavaScriptなど)での開発も可能で、システムのWEB化を実現するWEBブラウザ「BHTBrowser」、AS/400などのホストエミュレーションを実現するターミナルエミュレータ「BHT Term」、Visual Basic.NETによるアプリケーション開発を実現する「EZ-WirelessⅡ」など、お客様の用途、環境に合わせて様々な開発ツールを提供します。

また、システム導入時のハンディターミナルの設定、プログラムのダウンロードをPCで一括設定を行い、無線や通信ユニットを使用してハンディターミナルへ反映が行える導入支援ツール「BHTsetting」をご提供いたします。

本ソフトでの設定では従来の方法に比べ最大約1/10の時間(当社比)※3 で設定が行え、効率的な導入が行えます。

物流センターでの入出庫検品・ピッキング、工場での製造工程管理、店舗での入荷検品、補充発注など、様々な場面で業務の効率化に活用できます。

ラインナップとして、バーコードスキャナ一体型では、IEEE802.11b/gに準拠した高速無線LAN搭載の「BHT-604BW」と、携帯プリンタや携帯電話とのワイヤレス接続を実現するBluetooth注4 搭載の「BHT-604BB」を、二次元コードスキャナ一体型では、高速無線LAN搭載の「BHT-604QW」と、Bluetooth搭載の「BHT-604QB」を順次発売予定です。

なお、「BHT-604BW」については、5月31日~6月1日 名古屋市中小企業振興会館(吹上ホール)にて開催される「第2回名古屋自動認識展示会&セミナー」、及び6月13日~16日 東京ビッグサイトにて開催される「2007 自動車部品生産システム展」、弊社ブースに出品予定です。

≪用語解説≫




注1:[IEEE802.11b/g]米国電気電子学会が制定した2.4GHz帯を使用する無線LANの規格。

注2:[GTIN]グローバル・トレード・アイテム・ナンバー(Global Trade Item Number)の略称。

注3:[GS1 DataBar] 従来の流通商品シンボル(EAN(JAN)、UPC、EAN128)に対し、省スペースを主眼として開発された新しい商品流通シンボル。RSS(Reduced Space Symbology)と呼ばれていたが2007年2月にGS1 DataBarに名称が変更された。

注4:[Bluetooth]Bluetooth SIGが技術開発、普及促進及び管理等を行っている、短距離無線通信の規格。 ※Bluetooth はBluetooth SIG,Inc.,U.S.A.が所有する商標で、デンソーウェーブはライセンス取得しています。



※1:弊社測定条件による実力値であり、保証値ではありません。

※2:従来機は弊社 BHT-7500Wとします。以降、同様。

※3:無線対応BHTを30台導入する想定で、BHTsettingを用いて、各種パラメータ設定とアプリケーションのインストールを無線LANを利用して行った場合の概算比較。


<BHT-604BWの主な特長>


1.多彩な文字表示ができる2.8インチQVGA(240×320ドット)カラー液晶を採用

カラー表示、反転、太字、倍角など多彩な表示が可能です。漢字フォントはスケーラブルフォントですので、4つのサイズに自由に拡大縮小が可能で、しかも文字の大きさによらず読みやすく、美しい表示を実現しました。保存された商品画像をカラーで表示することにより、検品業務やピッキング作業など画像での現品確認が可能になります。


2.細身で握りやすいボディと落下衝撃などに耐える堅牢性を両立

一般的な成人の手のサイズにあった幅や断面形状(オーバルシェイプ)と手のひらでしっかりと把持するための長さを確保することで、握りやすく、長時間の利用でも疲れにくい形状を実現しました。また、内部部品をインナーフレームに組み付け、上下の筐体で挟み込む構造とすることで、落下時などの衝撃に耐える高耐久性を確保、さらに液晶保護プレートの厚みを増して、耐衝撃性を従来機比2倍に高めました。 また、水滴や埃に対する保護等級IP54注5を実現しており、様々な作業環境に対応できます。


3.近接から大深度まで対応する読み取りエンジン

25mmの近接読みから最大820mm※1 の大深度読み取りまで、幅広い読み取りレンジを実現したレーザスキャナを搭載しました。デンソーウェーブ独自の読み取りアルゴリズムによる印字の粗悪なバーコード、かすれたバーコードなどの高速読み取りを実現しました。また、最新のバーコード規格であるGS1 DataBar(RSS)の読み取りにも対応しました。


4.充実の通信機能を搭載

世界標準IEEE802.11b/gに準拠した無線LAN通信モジュール搭載タイプ、近距離無線通信Bluetoothモジュール搭載タイプなど、既存の無線LANインフラや携帯プリンタ、携帯電話などに接続できる無線通信デバイスを搭載したモデルをラインナップします。無線LANモデルは、IEEE802.11b/gおよびWPA/WPA2 -セキュリティ規格IEEE802.1x注6 (EAP-TLS、PEAP)および暗号化(TKIP、AES)-に対応し、セキュアな無線通信環境をご提供します。最大4Mbpsの光通信インターフェイスも備えておりRS-232C、USB、10BASE-Tの3タイプの専用通信ユニットにより、上位機と高速にデータの送受信を行うことができます。


5.その他充実の機能を搭載

騒音下でも確実に読み取りを知らせる「バイブレータ機能」、薄暗い倉庫などでもキーボードを確認できる「キーボードバックライト」、別途提供する導入支援ツールと連動してSSIDやIPアドレスなどの各種設定を容易にできる「設定モード」、PCからBHTを起動し、アプリケーションを動かすことができる「リモートウェイクアップ機能」など多彩な機能を搭載しています。




≪用語解説≫

注5:[IP54]防塵防水の尺度を示すグローバルスタンダード。国際電気標準委員の定める防塵性・防水性規格IEC529の中で用いられている保護等級。IP54とはJIS規格の防沫型相当。

注6:[IEEE802.1x]ネットワーク内でユーザ認証を行うための方式を定めた規格。EAP認証という認証方式を採用し、「ユーザID・パスワード」による認証や電子証明書による認証など、さまざまな認証方式に対応している。認証を行う際には、RADIUS認証サーバが必要。




詳細はホームページをご覧下さい。 特設サイトはこちら